2013年06月02日
クチナシ
クチナシ
名古屋市中川区荒子町で
byチェリー号船頭の花日記
名古屋市中川区荒子町で
byチェリー号船頭の花日記
クチナシ(梔子、巵子、支子)は、アカネ科クチナシ属の常緑低木である。
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。
果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、様々な利用がある。
形態
樹高1-3 mほどの低木。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがある。
筒状の托葉をもつ。
花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせる。
花弁は基部が筒状で先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色だが、徐々に黄色に変わっていく。
花には強い芳香があり、学名の種名「jasminoides」は「ジャスミンのような」という意味がある。
10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴である。
また側面にははっきりした稜が突き出る。
分布
東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生する。
八潮市、湖西市および橿原市の市の花である。
クチナシを利用する動物
スズメガに典型的な尻尾(尾角)をもつイモムシがつくが、これはオオスカシバの幼虫である。
奄美大島以南の南西諸島に分布するイワカワシジミ(シジミチョウ科)の幼虫は、クチナシのつぼみや果実等を餌とする。
クチナシの果実に穴が開いていることがあるが、これはイワカワシジミの幼虫が中に生息している、または生息していた跡である。
人との関係
果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。
他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。
鑑賞
人家周辺に栽培されることが多い。
ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もある。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されている。
料理
果実にはカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられた。
発酵させることによって青色の着色料にもなる。これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、たくあんなどを黄色に染めるのに用いられる。
大分県の郷土料理・黄飯の色づけにも用いられる。
クロシンはサフランの色素の成分でもある。
薬用
果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。
煎じて黄疸などに用いられる。
黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。
花言葉 私は幸せ者. とても幸せです. 優雅. 洗練. 清潔. 喜びを運ぶ.
byチェリー号船頭の花日記
野生では森林の低木として自生するが、むしろ園芸用として栽培されることが多い。
果実が漢方薬の原料(山梔子)となることをはじめ、様々な利用がある。
形態
樹高1-3 mほどの低木。葉は対生で、時に三輪生となり、長楕円形、時にやや倒卵形を帯び、長さ5-12 cm、表面に強いつやがある。
筒状の托葉をもつ。
花期は6-7月で、葉腋から短い柄を出し、一個ずつ花を咲かせる。
花弁は基部が筒状で先は大きく6弁に分かれ、開花当初は白色だが、徐々に黄色に変わっていく。
花には強い芳香があり、学名の種名「jasminoides」は「ジャスミンのような」という意味がある。
10-11月ごろに赤黄色の果実をつける。果実の先端に萼片のなごりが6本、針状についていることが特徴である。
また側面にははっきりした稜が突き出る。
分布
東アジア(中国、台湾、インドシナ半島等)に広く分布し、日本では本州の静岡県以西、四国、九州、南西諸島の森林に自生する。
八潮市、湖西市および橿原市の市の花である。
クチナシを利用する動物
スズメガに典型的な尻尾(尾角)をもつイモムシがつくが、これはオオスカシバの幼虫である。
奄美大島以南の南西諸島に分布するイワカワシジミ(シジミチョウ科)の幼虫は、クチナシのつぼみや果実等を餌とする。
クチナシの果実に穴が開いていることがあるが、これはイワカワシジミの幼虫が中に生息している、または生息していた跡である。
人との関係
果実が熟しても割れないため、「口無し」という和名の由来となっている説もある。
他にはクチナワナシ(クチナワ=ヘビ、ナシ=果実のなる木、つまりヘビくらいしか食べない果実をつける木という意味)からクチナシに変化したという説もある。
鑑賞
人家周辺に栽培されることが多い。
ただし、クチナシを植えるとアリが来るといって敬遠する例もある。
品種改良によりバラのような八重咲きの品種も作り出されている。
料理
果実にはカロチノイドの一種・クロシンが含まれ、乾燥させた果実は古くから黄色の着色料として用いられた。
発酵させることによって青色の着色料にもなる。これは繊維を染める他、食品にも用いられ、サツマイモや栗、和菓子、たくあんなどを黄色に染めるのに用いられる。
大分県の郷土料理・黄飯の色づけにも用いられる。
クロシンはサフランの色素の成分でもある。
薬用
果実は山梔子(さんしし)と呼ばれ、日本薬局方にも収録された生薬の一つである。
煎じて黄疸などに用いられる。
黄連解毒湯、竜胆瀉肝湯、温清飲、五淋散などの漢方方剤に使われる。
花言葉 私は幸せ者. とても幸せです. 優雅. 洗練. 清潔. 喜びを運ぶ.
byチェリー号船頭の花日記
Posted by チェリー号船頭 at 01:08│Comments(2)
│6月の花
この記事へのコメント
甘い香りがいいですよね、くちなしは~(^◇^)/ぎゃはは
Posted by 明後日のジョー at 2013年06月02日 18:59
明後日のジョーさん、
僕もこの花の香りは大好きです (^-^)
僕もこの花の香りは大好きです (^-^)
Posted by チェリー号船頭 at 2013年06月03日 00:05