ナチュログ管理画面 自然の風景と動植物 自然の風景と動植物 東海 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報

2013年06月04日

ベニバナ

ベニバナ
ベニバナ
名古屋市中川区柳田町で
ベニバナ
カメラ
ベニバナ
byチェリー号船頭の花日記

ベニバナ(紅花)はキク科ベニバナ属の一年草または越年草。
雅称を末摘花(すえつむはな)ともいう。
紅色染料や食用油の原料として栽培される。
特徴
エジプト原産といわれ、古くから世界各地で栽培されている。
日本にはシルクロードを経て4 - 5世紀ごろに渡来したといわれている(6世紀伝来説もあり)。
古くは和名を「くれのあい(呉藍)」といい、中国伝来の染料との意味。
高さは1m。
花期は6 - 7月で、枝先に頭状花をつける。
花は、はじめ鮮やかな黄色で、徐々に赤くなる。
染料
紅花の花を摘んでから発酵・乾燥させたものが、紅色の染料や着色料(食品添加物、化粧品の口紅)の材料となる。
紅の分離
ベニバナの花の色は黄色である。
紅色にするには花を摘んですぐに水にさらして乾燥させる。
これを何度も繰り返すと紅色になる。
ベニバナの花の色素は水に溶けやすい黄色の色素サフロールイエロー99%と水に溶けにくい紅色の色素カルタミン1%が混在しており、
水にさらすことによって分離するのである。
紅花染め
紅花染めは、水にさらして乾燥させた花を水に含ませて餅つきと同じ方法で杵でついた後、
丸餅の形にして乾燥させた状態の紅餅(べにもち)を灰汁の中に入れてかき混ぜた状態にしたのち、
衣類を漬け込み(一次染め)水にさらす(灰汁はアルカリ性の液なので苦く、色もオレンジ色に仕上がる)。
次に、紅餅入りの灰汁に烏梅を少量加えたものに漬け込み(二次染め)水にさらす(烏梅はクエン酸の多い酸性の液体なので酸っぱく、色も赤みが加わってくる)。
さらに、烏梅を少しずつ加えて配合を変えながら何度も染め上げて水にさらし乾燥させると完成する。
このような手間をかけるのは、色が中に染み込みにくい特性を持つからである。
そのほかの利用方法
生薬
漢方薬の原料である乾燥した紅花(丹波市立薬草薬樹公園)乾燥させた花は紅花(こうか)と呼ばれ、血行促進作用がある生薬として日本薬局方に収録されている。
この生薬は、養命酒などにも含まれる。
また、紅花から作った生薬をツボなどの部位に塗る紅灸(べにきゅう)という灸の一種もある。
葛根紅花湯、滋血潤腸湯、通導散などの漢方方剤に使われる。
紅花油
紅花の種子を搾った油は紅花油(サフラワー油)と呼ばれ、サラダ油として用いられたり、マーガリンの原料になったりする。
口紅
紅花から赤色色素を抽出し、陶磁器製の猪口の内側などに刷き乾燥させたもの。
良質な紅は赤色の反対色である玉虫色の輝きを放ち、江戸時代には小町紅の名で製造販売された。
花言葉 包容力. 愛する力. 几帳面. 熱狂. 夢中. 情熱. 装い.
ピンクの星byチェリー号船頭の花日記ピンクの星



↓ブログランキングに参加してます。ポチッと応援お願いします。m(_ _)m
にほんブログ村 花ブログへ にほんブログ村 花ブログ 季節の花へ にほんブログ村 花ブログ 誕生花・花言葉へ にほんブログ村 花ブログ その他植物へ
同じカテゴリー(6月の花)の記事画像
ノウゼンカズラ(凌霄花)
クチナシ(梔子、巵子、支子)
タチアオイ(立葵、シノニム)
ドクダミ(蕺草)
ノコギリソウ(鋸草)
アレチハナガサ(荒地花笠)
同じカテゴリー(6月の花)の記事
 ノウゼンカズラ(凌霄花) (2018-06-15 22:48)
 クチナシ(梔子、巵子、支子) (2018-06-14 23:05)
 タチアオイ(立葵、シノニム) (2018-06-10 02:23)
 ドクダミ(蕺草) (2018-06-06 23:40)
 ノコギリソウ(鋸草) (2017-06-30 02:31)
 アレチハナガサ(荒地花笠) (2017-06-23 01:58)

Posted by チェリー号船頭 at 01:29│Comments(2)6月の花
この記事へのコメント
紅花の種子を搾った油は紅花油(サフラワー油)と呼ばれ、サラダ油として用いられたり、マーガリンの原料になったりする。
なるほど、紅花油のサラダ油もらうことありますが再認識しますね
(^^;;
Posted by 明後日のジョー at 2013年06月04日 05:06
明後日のジョー さん、

再認識することって多いですね(^-^)
Posted by チェリー号船頭 at 2013年06月04日 10:40
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
ベニバナ
    コメント(2)