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2012年08月30日

イタドリ(虎杖、痛取)

イタドリ(虎杖、痛取)
イタドリ(虎杖、痛取)
伊吹山の山頂「お花畑」で
イタドリ(虎杖、痛取)
カメラ
イタドリ(虎杖、痛取)
byチェリー号船頭の花日記

イタドリ(虎杖、痛取)とは、タデ科の多年生植物。
別名は、スカンポ、イタンポ、ドングイ。
ただし、茎を折るとポコッと音が鳴り、食べると酸味があることから、スイバをスカンポと呼ぶ地方もある。
特徴
茎は中空で多数の節があり、その構造はやや竹に似ている。三角状の葉を交互につけ、特に若いうちは葉に赤い斑紋が出る。
雌雄異株で、雄花はおしべが花弁の間から飛び出すように長く発達しており、雌花はめしべよりも花弁の方が大きい。
夏には、白か赤みを帯びた小さな花を多数着けた花序を出す。
花の色が特に赤みを帯びたものは、ベニイタドリ(メイゲツソウ)と呼ばれ、本種の亜種として扱われる。
秋に熟す種子には3枚の翼があり、風によって散布される。
そして春に芽吹いた種子は地下茎を伸ばし、群落を形成して一気に生長する。
路傍や荒地までさまざまな場所に生育でき、肥沃な土地では高さ2メートルほどまでになる。
やや湿ったところを好み、また、攪乱を受けた場所によく出現する先駆植物である。
谷間の崖崩れ跡などはよく集まって繁茂している。
これは太く強靭で、生長の早い地下茎によるところが大きい。
北海道西部以南の日本、台湾、朝鮮半島、中国に分布する東アジア原産種。
世界の侵略的外来種ワースト100 (IUCN, 2000) 選定種の一つである。
19世紀に観賞用としてイギリスに輸出され、旺盛な繁殖力から在来種の植生を脅かす外来種となり、
コンクリートやアスファルトを突き破るなどの被害が出ている。2010年3月、イギリス政府はイタドリの駆除のために、
天敵の「イタドリマダラキジラミ」を輸入することを決める。
昔の子供の遊びとして、イタドリ水車がある。
切り取った茎の両端に切り込みを入れてしばらく水に晒しておくとたこさんウィンナーのように外側に反る。
中空の茎に木の枝や割り箸を入れて流水に置くと、水車のようにくるくる回る。
一面に花が咲いていると、多くの昆虫が集まる。秋に昆虫が集まる花の代表的なものである。
また、冬には枯れた茎の中の空洞をアリなどが冬眠用の部屋として利用しているのが見られる。
イタドリハムシは、成虫も幼虫もイタドリの葉を食べる。
民間薬
冬になって地上部が枯れた頃に根茎を採取し、天日乾燥させたものを虎杖根(こじょうこん)といい、
緩下作用、利尿作用があるとして民間薬に使われる。
また、若葉を揉んで擦り傷などで出血した個所に当てると多少ながら止血作用があり、痛みも和らぐとされる。
これが「イタドリ」という和名の由来でもある。

花言葉 回復. 見かけによらない.
ピンクの星ピンクの星byチェリー号船頭の花日記ピンクの星



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Posted by チェリー号船頭 at 23:53│Comments(0)高山植物
 
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