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2016年12月17日

シクラメン

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我が家の玄関で
シクラメン

シクラメン


てんとう虫 byチェリー号船頭の花日記 てんとう虫

シクラメン(カガリビバナ、ブタノマンジュウ)はサクラソウ科シクラメン属に属する地中海地方が原産の多年草の球根植物の総称である。
生態
シクラメンは元々地中海沿岸、ギリシャからチュニジアにかけて原種が自生している。
学名は受粉後に花茎が螺旋状に変化する性質からギリシア語のキクロスから命名された。
シクラメンは双子葉植物として分類されているが、実際に土から芽を出す時は一枚しか出てこない。
また、子葉から数えて7、8枚目の葉が出た頃から花芽の形成が始まる。
ハート形をした柄の長い葉には白斑があり、花茎を伸ばし花をつける。また、葉芽と花芽は一対一で発生して行く。
日本においては秋から春にかけて花が咲く。
一重や八重、花の色は白や赤・黄・桃色などと多様性に富んでいる。
花を放って置くとすぐ結実するが、結実させたままにすると株が弱り、最悪枯れてしまうので、採種が目的でも数輪残すだけ、採種が目的でなければ全て取り除くのが好ましい。
球根は茎が肥大したもので、分球しない。
この種の球根は表皮がコルク状で、乾燥に よく耐えることが出来る。
球根が地上に露出した状態を好む。
歴史
西洋
現在のシクラメンの元になったC. persicum
古来は花ではなく、塊茎の澱粉を注目され、サポニン配糖体シクラミン(Cyclamin)を含む有毒にもかかわらず「アルプスのスミレ」などの美称があり、食用とされていた。
しかし、大航海時代以後ジャガイモがもたらされると、シクラメンを食用にする習慣はなくなった。
また、かつてギリシャでは塊茎が亀に似ることから「ケロニオン(亀)」と呼ばれていた。
アプレイウスは著書「本草書」の中で、シクラメンを鼻に詰めると脱毛に効果があると指摘している。
ウィリアム・ターナーは、シクラメンはお産の時の強力な薬なので、妊婦はまたがないほうが良いと言っている。
また、同氏は1551年に「sows bread」(雌豚のパン=放し飼いの豚がシクラメンの球根を食べてしまうことから命名したが、1895年キャノン・H・N・エラコムは庭に入って来た豚は掘り返したが、食べようとしなかったと述べている)として紹介している。
1650年代、現在のシクラメンの元になったC. persicumがイギリスに入ってきた。
シクラメンに関する伝説で、草花好きだったソロモン王が王冠に何か花のデザインを取り入れようと思い様々な花と交渉するが断られ、
唯一承諾してくれたシクラメンに感謝すると、シクラメンはそれまで上を向いていたのを、恥ずかしさと嬉しさのあまりにうつむいてしまった、というものがある。
これは、シクラメン(カガリビバナ)が やや下向きに花をつけることが多いことに基づいた伝説であり、
この花の花言葉が「内気なはにかみ」とされているのはそのことによると考えられる。
日本
鉢植えのシクラメン。
日本ではシクラメンは最も生産されている鉢植え植物である。 日本には明治時代に伝わった。
日本での本格的な栽培は、岐阜県恵那市の伊藤孝重の手により始まったとされる。
戦後、急速に普及し、日本での品種改良も進められ、花色も黄色や二色、フリンジ咲き、八重咲きなどが登場。
日本における鉢植え植物では生産量はトップクラスで、冬の鉢植えの代表格として定着している。
カガリビバナという名の由来は、この花を見たある日本の貴婦人(九条武子だといわれている)が、
「これはかがり火の様な花ですね」と言ったのを聞いた植物学者・牧野富太郎が名付けた。
「ブタノマンジュウ(豚の饅頭)」は、植物学者・大久保三郎が英名を日本語にそのまま直した名前である。
「死」「苦」との語呂合わせ、花の赤色は血をイメージするなど、病院への見舞いにこの花や鉢植えを持っていく事は縁起が悪い組み合わせとされている。
花言葉 遠慮. 気後れ. 内気. はにかみ.
ピンクの星 byチェリー号船頭の花日記ピンクの星




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Posted by チェリー号船頭 at 01:08│Comments(0)12月の花
 
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