ムクゲ(木槿)

チェリー号船頭

2017年07月14日 00:32

ムクゲ(木槿





名古屋市中川区荒子町大和ケ池で



byチェリー号船頭の花日記
ムクゲ(木槿)はアオイ科フヨウ属の落葉樹。
別名ハチス、もくげ。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。
和名は、「むくげ」。
「槿」一字でも「むくげ」と読むが、中国語の木槿(ムーチン)と書いて「むくげ」と読むことが多い。
また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。
『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。
白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
中国語では「木槿/木槿」(ムーチン)、韓国語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)、木槿;モックンという。
英語の慣用名称の rose of Sharon はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている。
形態・生態
樹高3〜4mくらいのものが多く、庭木や街路樹、公園などに広く植えられている。
夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。
花期は7〜10月。
花の大きさは径5〜10cm、花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。
白居易の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開くものもあるが、
たいていはそのまま翌日も開花し続け、一重のもので2〜3日、八重の長く咲くもので2週間くらい一輪の花を楽しめる。
ムクゲはフヨウと近縁であり接木が可能。
分布
インドや中国が原産で、中近東でも、カイロ、ダマスカス、テルアビブなどの主要都市で庭木や公園の樹木として植えられているのを良く見かける。
日本へは奈良時代に中国から渡来し、和歌山県や山口県に野生のムクゲがあったとされる。
人間との関わり
根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができる。
刈り込みにもよく耐え、新しい枝が次々と分岐する。
そのため、庭の垣根に利用されることもある。
日本では、夏の御茶事の生け花として飾られたりする。
樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)という生薬である。
抗菌作用があり、胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。
花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)という生薬である。
皮膚炎、胃腸炎、下痢止め等に用いる。
大韓民国の国花で、国章にも意匠化されており、ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されている(ただし法的な国花の位置付けはない)。
また韓国軍の階級の領官(大韓民国国軍における佐官の称)と大韓民国の警察のすべての階級の階級章にも使われている。
古くは崔致遠「謝不許北国居上表」に、9世紀末の新羅が自らを「槿花郷」(=むくげの国)と呼んでいたことが見える。
日本では、北斗市、清里町、壮瞥町の花・木にも指定されている。
ウィキペディアより抜粋
花言葉 尊敬. 柔和. 信念. デリケートな美. 新しい美.
byチェリー号船頭の花日記


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