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2016年01月16日

ヒイラギ(柊)

ヒイラギ(柊・疼木・柊木、)
ヒイラギ(柊)


名古屋市中川区野田町で
ヒイラギ(柊)


カメラニコニコ
ヒイラギ(柊)


まる(赤)byチェリー号船頭の花日記まる(赤)

ヒイラギ(柊)は、モクセイ科モクセイ属の常緑小高木である。
和名は、葉の縁の刺に触るとヒリヒリと痛むことから、「ヒリヒリと痛む」旨を表す日本語の古語動詞(働き言端)である
「疼(ひひら)く・疼(ひいら)ぐ」の連用形・「疼(ひひら)き・疼(ひいら)ぎ」をもって名詞(なことば)としたことによる。
日本の公共放送局である日本放送協会(NHK)のラジオ番組・「ラジオ深夜便」では、日本の季節に合わせて
このヒイラギの花を12月6日の「誕生日の花」とし、その花言葉を「用心」及び「歓迎」としている。
形態・生態
樹高は4-8m。
花期は11-12月であり、葉腋に白色の小花を密生させる。
雌雄異株で、雄株の花は2本の雄蕊が発達し、雌株の花は花柱が長く発達して結実する。
花は同じモクセイ属のキンモクセイに似た芳香がある。
花冠は4深裂して、径5mmになる。
実は長さ12-15mmになる核果で、翌年6-7月に暗紫色に熟す。
そして、その実が鳥に食べられることにより、種が散布されることになるのである。
病虫害
ヒイラギモクセイを食害中のヘリグロテントウノミハムシ
ヒイラギは、庭木の中では病虫害に強い植物である。
しかし、ヘリグロテントウノミハムシに食害されることがある。
この虫に寄生されると、春に新葉を主に、葉の裏から幼虫が入り込み、食害される。
初夏には成虫になり、成虫もまた葉の裏から食害する。
食害された葉は枯れてしまい、再生しない。
駆除は困難である。
防除として、春の幼虫の食害前に、農薬(スミチオン、オルトランなど)による葉の消毒。
夏の成虫は、捕獲駆除。冬に、成虫の冬眠を阻害するため、落ち葉を清掃する。
ヘリグロテントウノミハムシは、形状がテントウムシ(二紋型のナミテントウやアカホシテントウ)によく似ていて、「アブラムシを食べる益虫」と間違えられ、放置されやすい。
ヘリグロテントウノミハムシは、テントウムシ類より触角が太く長く、また跳躍力が強く、人が触ると跳ねて逃げるので見分けがつく。
分布
東アジア原産で、日本では本州(関東地方以西)、四国、九州、琉球の山地に分布しているほか、外国では台湾でも見られる。
人間との関わり
低木で常緑広葉樹であるため、盆栽などとしても作られている。
殖やし方は、実生または挿し木。
葉に棘があるため、防犯目的で生け垣に利用することも多い。
幹は堅く、なおかつしなやかであることから、衝撃などに対し強靱な耐久性を持っている。
このため、玄翁と呼ばれる重さ3kgにも達する大金槌の柄にも使用されている。
特に熟練した石工はヒイラギの幹を多く保有し、自宅の庭先に植えている者もいる。他にも、細工物、器具、印材などに利用される。
古くから邪鬼の侵入を防ぐと信じられ、庭木に使われてきた。
家の庭には表鬼門(北東)にヒイラギ、裏鬼門(南西)にナンテンの木を植えると良いとされている(鬼門除け)。
また、節分の夜、ヒイラギの枝と大豆の枝に鰯の頭を門戸に飾ると悪鬼を払うという(柊鰯)。
日本においては、「柊の花」は初冬(立冬〔11月8日ごろ〕から大雪の前日〔12月7日ごろ〕)の季語とされている。
花言葉 用心深さ. 先見の明. 保護. 歓迎. 用心. 剛直.
ピンクの星byチェリー号船頭の花日記ピンクの星




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Posted by チェリー号船頭 at 00:22│Comments(0)1月の花
 
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