2015年07月15日
ムクゲ,むくげ(木槿)
ムクゲ,むくげ(木槿)

名古屋市中川区荒子町大和ケ池で






byチェリー号船頭の花日記

名古屋市中川区荒子町大和ケ池で







byチェリー号船頭の花日記
ムクゲ(木槿)はアオイ科フヨウ属の落葉低木。
別名ハチス。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。
和名は、中国名の木槿(もくきん)を音読みし、木槿(むくげ)、木槿花(もくきんか)と呼ばれるようになった。
また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。
『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。
白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
中国語では「木槿/木槿」(ムーチン)、朝鮮語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)という。
英語の慣用名称の rose of Sharon はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている。
形態・生態
栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3〜4mくらいのものが多く、灌木であると誤解されるが、
放置すると10m以上の樹高になり、サクラの木よりすこし小さいくらいの大きさになる。
自然樹形は箒を逆さにしたようになる。
東京、名古屋では、街路樹や公園などに広く植えられていて、特に、東京都江東区の夢の島公園には、
大木になった高さ10m以上の大きなむくげ(もくげ)が多数植えられている。
夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。
花期は7〜10月。
花の大きさは10〜18cmほど。
花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。
白居易の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開くものもあるが、
たいていはそのまま翌日も開花し続け、一重のもので2〜3日、八重の長く咲くもので2週間くらい一輪の花を楽しめる。
人間との関わり
根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができる。
刈り込みにもよく耐え、新しい枝が次々と分岐する。
そのため、庭の垣根に利用されることもある。
日本では、夏の御茶事の生け花として飾られたりする。
樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)、槿皮(チンピ)という生薬である。
抗菌作用があり、胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。
花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)、槿花(チンファ)という生薬である。
皮膚炎、胃腸炎、下痢止め等に用いる。
韓国の国花で、国章にも意匠化されており、ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されている。
古くは崔致遠「謝不許北国居上表」に、9世紀末の新羅が自らを「槿花郷」
(=むくげの国)と呼んでいたことが見える。日本では、北斗市、清里町、壮瞥町の花・木にも指定されている。
花言葉 尊敬. 柔和. 信念. デリケートな美.
byチェリー号船頭の花日記
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別名ハチス。
庭木として広く植栽されるほか、夏の茶花としても欠かせない花である。
和名は、中国名の木槿(もくきん)を音読みし、木槿(むくげ)、木槿花(もくきんか)と呼ばれるようになった。
また、『類聚名義抄』には「木波知須(きはちす)」と記載されており、木波知須や、単に波知須(はちす)とも呼ばれる。
『万葉集』では、秋の七草のひとつとして登場する朝貌(あさがお)がムクゲのことを指しているという説もあるが、定かではない。
白の一重花に中心が赤い底紅種は、千宗旦が好んだことから、「宗丹木槿(そうたんむくげ)」とも呼ばれる。
中国語では「木槿/木槿」(ムーチン)、朝鮮語では「무궁화」(無窮花; ムグンファ)という。
英語の慣用名称の rose of Sharon はヘブライ語で書かれた旧約聖書の雅歌にある「シャロンのばら」に相当する英語から取られている。
形態・生態
栽培されているものはよく剪定されてしまうため、高さは3〜4mくらいのものが多く、灌木であると誤解されるが、
放置すると10m以上の樹高になり、サクラの木よりすこし小さいくらいの大きさになる。
自然樹形は箒を逆さにしたようになる。
東京、名古屋では、街路樹や公園などに広く植えられていて、特に、東京都江東区の夢の島公園には、
大木になった高さ10m以上の大きなむくげ(もくげ)が多数植えられている。
夏から秋にかけて白、紫、赤などの美しい花をつける。
花期は7〜10月。
花の大きさは10〜18cmほど。
花芽はその年の春から秋にかけて伸長した枝に次々と形成される。
白居易の詩の誤訳から一日花との誤解があるが、朝花が開き、夕方にはしぼんで、また翌朝開くものもあるが、
たいていはそのまま翌日も開花し続け、一重のもので2〜3日、八重の長く咲くもので2週間くらい一輪の花を楽しめる。
人間との関わり
根が横に広がらないため、比較的狭い場所に植えることができる。
刈り込みにもよく耐え、新しい枝が次々と分岐する。
そのため、庭の垣根に利用されることもある。
日本では、夏の御茶事の生け花として飾られたりする。
樹皮を乾燥したものは木槿皮(もくきんぴ)、槿皮(チンピ)という生薬である。
抗菌作用があり、胃腸薬や水虫など皮膚炎の薬に配合される。
花を乾燥したものは木槿花(もくきんか)、槿花(チンファ)という生薬である。
皮膚炎、胃腸炎、下痢止め等に用いる。
韓国の国花で、国章にも意匠化されており、ホテルの格付けなどの星の代わりにも使用されている。
古くは崔致遠「謝不許北国居上表」に、9世紀末の新羅が自らを「槿花郷」
(=むくげの国)と呼んでいたことが見える。日本では、北斗市、清里町、壮瞥町の花・木にも指定されている。
花言葉 尊敬. 柔和. 信念. デリケートな美.


Posted by チェリー号船頭 at 00:24│Comments(0)
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